第1回    父や母への感謝には   結婚祝いには
第2回    ホールインワン     婚約や友情の記念には
第3回    故人をしのぶには    創立記念日には
第4回    敬老の長寿祝いには   安全祈願には
第5回    退院・快気祝いには   優勝・勝利の記念には
第6回    誕生祝いには      出版記念には
第7回    帯祝いには       子供の成長を願うには
第8回    成人の記念には       開店祝いには
第9回    栄誉をたたえるには   願を立てたい時には
第10回    退職記念には      卒業記念には
第11回    入学や入社の記念には  昇進・栄転祝いには
第12回    合格祝いには      開業・開所祝いには
第13回    豊作・大漁祈願には   巣立ちの記念には
第14回    結婚記念日には     新築・転居祝いには



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TEL. 0479-77-0198

〒289-1624 千葉県山武郡芝山町小池1762

記念樹にふさわしい木とそのいわれ     
              『(一財)日本緑化センター「木を植えよう」参照』
MEMORIAL TREE








       












「父や母への感謝には」

5月は母の日。そして6月は父の日…と、ご両親への感謝を表すに相応しい季節です。
お花をあげるのも良いですが、毎年この時期にその想いを思い出せるように「樹木」をプレゼントしてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

     サツキ       ユ ズ       ウ メ     ジンチョウゲ      アジサイ
     


サツキ

 常緑広葉樹・低木  日あたりを好む  ツツジ科

サツキツツジとも呼ばれ、他のツツジに比べ1ヶ月ほど遅く咲く。
旧暦の5月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名がついたと言われる。
庭園によく植えられるほか、盆栽も多く作られている。

開 花 時    5〜6月
植える時期    3〜4月
植える場所    排水が良く保水力もある日向を好む。
管理のポイント  剪定は花が終わったら行う。
         病害虫はあまりないが、ルリチュウレンジ、ツツジグンバイムシ、ツツジもち病など。
花 言 葉    節制


ユズ

  常緑広葉樹・小高木  日あたりを好む  ミカン科

ホンユズとも呼ばれる。
果実は比較的大きく、果皮の表面はでこぼこしていて酸味も強い。
日本の食卓に欠かせぬユズ。皮はつゆや酢の物の香りに、果汁は柚酢。または甘くして柚餅子(ゆべし)
収穫時期の冬場に果実全体、または果皮を布袋に入れ、湯船に浮かべ、風邪と諸病を防ぐ
冬至の柚湯「いつまでも健康に」の願いを込める。

開 花 時    5〜6月
結 実 期    11月〜12月
植える時期    4〜5月 移植はむずかしい。
管理のポイント  病害虫への耐久があるため、殆ど消毒の必要もなく、無農薬栽培が比較的簡単。
         長く尖ったとげがあるので、実の収穫時には注意をする。


 ジンチョウゲ 

  常緑広葉樹・低木  半日影でも育つ  ジンチョウゲ科

「沈丁花」と書く。
原産地は中国南部で、日本では室町時代頃すでに栽培されていたとされる。
香木の沈香(じんこう)のような良い匂いがあり、丁字(ちょうじ、クローブ)のような花をつけるという意味でつけられた。
2月末〜3月に花を咲かせる事から、春の訪れを知らせ、春の季語としても使われる。
日本にある木のほとんどが雄株で雌株はほとんど見えない。

開 花 時    3〜4月
植える時期    3〜4月 6月
管理のポイント  剪定はしない方が良く、移植も難しい。
         さし木で増やす。病気に弱いせいか最近はあまりみかけない。
花 言 葉    栄光・不死・不滅・歓楽・永遠。




「結婚祝いには」

6月は女性の憧れ「June Bride」
木々の成長と共に家族の成長も大きく…そんな想いを込めて「樹木」をプレゼントするのも良いですね。

                   代表される樹木 

     ウ メ      サルスベリ     ツツジ      ライラック        モ モ
     


 ウメ

 落葉広葉樹・小高木  日あたりを好む  バラ科

松竹梅に数えられるめでたい樹木の代表でもあり、早春を代表する花木でもある。
江戸時代以降は「花見=サクラ」となっているが、奈良時代以前の花見はウメをさす事の方が多かった。
情緒と実利の両面で、日本人の心をとらえて離さない。

開 花 時    2〜3月
結 実 時    6〜7月
         紅色の花を楽しむコウバイや、花も実も楽しむブンゴウメやシラカガなどの品種がある。
植える時期    11〜12月
植える場所    日あたりが良く、適湿で排水の良い所。
管理のポイント  花や実をよくつけるには、新しく伸びた徒長枝の剪定を行い、有機肥料を与える。
         オビガレハ、アブラムシ、カイガラムシ、かいよう病等病害虫が多い。
ひとこと     未成熟の種子には青酸配糖体(Cyanogenic glycosides)が含まれ、
         少量でも頻脈や血圧上昇の急性循環器系疾患となるので、
         子供の頃には「青梅は絶対に食べるな」と言われた。
         「梅は食べても実(さね)食うな、中に天神ねてござる」とのことわざもある。
         梅酒に使うウメは青いうちに採り、梅干し用はもう少し待って香りが良くなってから採る。
花 言 葉    気高い心・高潔・忠義・澄んだ心


 サルスベリ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ミソハギ科

花が美しく、萌芽力も強く剪定に耐えるために好んで植えられる。
強い生命力で、真夏の太陽の下でも、長く咲き続ける。
成長に伴い古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れるので、猿が登ろうとしても滑ってしまう…という事で「猿滑り」というのが、名前の由来とされている。(実際には猿は滑る事なく簡単にあがる)

開 花 時    7〜10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
管理のポイント  アブラムシ、うどんこ病等の病害虫はあるが、おおむね強健で育てやすい。
花 言 葉    雄弁・愛敬


 ライラック

 落葉広葉樹・邸木  日あたりを好む  モクセイ科

和名「ムラサキハシドイ」フランス名では「リラ」そして「ライラック」は英名。
ヨーロッパ原産で、4〜5月に花を咲かせる。
香りが良く香水の原料ともされる。コーカサスあたりが原産でヨーロッパ経由で日本へ。

開 花 時    4〜5月
植える時期    11〜12月・2〜3月
管理のポイント  枝を刈りこむのではなく、強い枝などを間引くように剪定する。
花 言 葉    紫  愛の芽生え・初恋
         白  青春の歓び・美しい契り




「ホールインワンには」

今年は思いがけず早く梅雨明けをしてしまいましたが、緑がとても綺麗な季節。
芝も青々していてゴルファーとしては眩しくもあり、お天気次第で気持ち良くプレーができる季節です。
仲間同士でも楽しいですが、コンペとなると気合いも入ります。
ホールインワン賞をとった!!などと何度となく耳にした事もあります。
そのお祝いに樹木をプレゼントするというのも良いものです。きっと眺める方は「あの日のホールインワン…」と思い出すはずです。

                   代表される樹木 

    モクレン     カルミア     バクチノキ        ボタン        バ ラ
     


 モクレン

 落葉広葉樹・低木〜小高木  日あたりを好む  モクレン科

花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。中国名では「木蘭」「木蓮」
昔はモクラン「木蘭」とも呼ばれていた事もあるが、花が蘭に似ている事でもあるが、今はランよりハスに似ているとして「木蓮」とも呼ばれるようになった。
また、モクレンの仲間のハクモクレンは樹高15mくらいになる高木で、白い花が早春の葉の出る前につく。
花の大きさから極めて豪華で、驚きや歓びを表すには良いので、ホールインワンの記念に。
花色は、白・紅赤紫・紫。

開 花 時    3〜4月(シモクレンは7月に返り咲きがある)
結 実 時    9月
植える時期    2〜3月
植える場所    土質はあまり選ばない。
管理のポイント  移植はむずかしい。剪定は強くは行えない。
花 言 葉    自然愛


 カルミア

 常緑広葉樹・低木・中庸樹  ツツジ科

別名「アメリカシャクナゲ」
色は濃紫色のオスポ・レッド、赤褐色のグッド・リッチ、白色のアルバ、赤色のクレメンタイン・チャーチル、2色混合のフスカタ、ガーネット・クラウン、マホガニー、ニップ、レッド・クラウンなど花色は豊富です。
大正期にアメリカより渡来。ゴルフが盛んなアメリカにちなみ、また低木の枝で全体を覆う美しい花で見る人をハッとさせる事からもホールインワンの記念に。

開 花 時    5〜6月
植える時期    3〜4月
植える場所    日あたり、排水の良い地を好む。酸性土壌が良い。
管理のポイント  11月になると花芽がわかるので、3分の1位くらい摘み毎年一定量の花を確保する。
         放任すると隔年開花になる。剪定は花後に行う。
花 言 葉    賞賛・野望・大使をいだく・野心


 バクチノキ

 常緑広葉樹・高木 ・中庸樹  バラ科

関東以西の本州、四国、九州、沖縄など暖地に咲く。
絶えず古い樹皮が10p程度のうろこ状に剥がれ落ち、人を驚かす木。
また、勝負を象徴するその名からもふさわしい木。

開 花 時    9〜10月
結 実 期    翌5月
植える時期    4月・6月
植える場所    肥沃(ひよく)な黒土等を好む。
管理のポイント  植えて楽しむにはセイヨウバクチノキが良い。




「婚約や友情の記念には」

婚約は人生に1度の出来事。その気持ちを記念樹に託し、年齢を重ねていった時に育った木への思いを馳せるのも良いものです。
そして、親友と言える友と出会えた歓びを伝える為に、互いに贈りあってはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

  クチナシ      バ ラ      コデマリ      シラカバ       アカシア
    


 クチナシ

 常緑広葉樹・低木・中庸樹   アカネ科

名前の由来は、果実が熟しても割れないため「口無し」
他にはクチナワナシ(クチナシ=へび、ナシ=果実のなる木。つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)静岡県以西に分布する寒さにやや弱い。
果実にはカロチノイドの一種のクロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられる。
ヤエクチナシは花は大形で芳香が強い。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    9〜10月
植える時期    2月・10〜12月
植える場所    日なたで排水が良く、やや湿気がある所が良い。
管理のポイント  アブラムシ・カミキリムシがよくつくので成虫を駆除。
         剪定は春先に行う。
花 言 葉    幸福者・清潔・優雅


 コデマリ

 落葉広葉樹・低木・陽樹  バラ科

古くから観賞用に植栽されてきた中国元何の落葉樹。
小さな花が集まって手まりのようになる細やかな形は、親友は婚約者などへの心遣いにも似ている。
またその形が名前の由来となる。

開 花 時    4〜5月
植える時期    3月・9〜12月
植える場所    日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。
管理のポイント  自然樹形が基本。
         しかし古い枝幹は根元から切り株を更新し、常に若い枝を一定保つようにする。
         花芽は10〜11月頃につき越冬して翌年開花するので、切り詰めは避け、
         枝抜き剪定を主とする。
花 言 葉    努力・優雅・品位


 アカシア

 常緑広葉樹・高木  日あたりを好む  マメ科

熱帯・亜熱帯原産。種類は約600〜1200種もある。
この花は友情を表すとされヨーロッパの人々にはこよなく愛されている。
日本で見られる主なものは、フサアカシア、ギンヨウアカシア、モリシマアカシア、ミモザアカシア等
早春の黄色の花は見事である。

開 花 時    2〜3月
結 実 期    10月
植える時期    4月・6月
植える場所    日あたりが良く、水はけの良い所を好む。
管理のポイント  生長が良く風で枝が折れやすい。剪定をして樹形を整える。
         イセリアカイガラムシがつきやすい。
花 言 葉    真実の愛、秘愛




「故人をしのぶには」

そろそろお盆です。亡くなったご先祖さま達が戻ってくるこの時期。
故人を偲び、好きだった花を植えてみてはいかがでしょうか。
また、命日などに植樹して亡き人へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

   カエデ        ハ ギ       サザンカ      ジンチョウゲ   キンモクセイ
    


 カエデ

 落葉広葉樹・小高木〜高木・中庸樹   カエデ科

芽出し、紅葉など四季を通して美しい。
福島県以南の山野に自生している他にも古くから栽培され、日本庭園、社寺、個人宅にもよく植えられる日本を代表する樹木でもある。
日本のカエデ(楓)として代表されるのがイロハモミジ。変種も多い。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    9〜10月 翅果で落ち方に特徴がある。
植える時期    2月・10〜12月
植える場所    種類によって水はけも日あたり具合も異なる。
         例:イロハモミジは水はけの良い場所を好み、ハウチワカエデは湿気のある場所を好む等
管理のポイント  アブラムシ・カミキリムシがよくつく。
         剪定は春先が良い。
花 言 葉    非凡な才能・遠慮


 ハギ

 落葉広葉樹・低木・陽樹  マメ科

秋の七草のひとつ。種類にもよるが日本のほぼ全域に分布している。
古くから、日本人には親しまれていて「万葉集」で最もよく詠まれている。
ハギはマメ科植物特有の根粒菌との共生のお蔭で、痩せた土地でも良く育つ特性がある。
また、緑化資材として古くから活用されている。
静けさを漂わせる樹形、赤紫や白の清楚な花が故人を偲ぶにふさわしい。

開 花 時    6〜9月
結 実 期    10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりが良く、水はけの良い所を好む。
管理のポイント  2月に地際から10cm程度を残して剪定する。
花 言 葉    思案・想い・内気・物思い


 サザンカ

 常緑広葉樹・小高木・中庸樹  ツバキ科

秋の終わりから冬にかけての寒い時期に花を咲かせ、日影にも耐えるので生垣によく利用される。
童謡「たきび」の歌詞にも登場する事でもよく知られる。
日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島等に分布、国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布する。
ツバキ科の植物は熱帯〜亜熱帯に自生。園芸品種が多い。

開 花 時    10〜12月
結 実 期    翌9〜10月
植える時期    3〜4月・6月
植える場所    日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。
管理のポイント  チャドクガ、カイガラムシ、もち病等の病虫害がある。
         特にチャドクガは触るとかぶれて痛痒くなるので要注意。

花 言 葉    謙譲・ひたむきな愛




「創立記念日には」

永世変わらず続き、繁栄する事を願う特別の日。
その日に益々の繁栄を願い、毎年すくすくと育つ木と一緒に、会社の繁栄を祝いたいものです。

                   代表される樹木 

   ユズリハ     ス  ギ       イチョウ      サクラ        ヒノキ
    


 ユズリハ

 落葉広葉樹・高木・中庸樹  ユズリハ科

ユズリハの名は、春に枝先から若葉が出た後、前年の葉がそれに譲るように落葉する事から、
親が子を育て、家が代々続いていくように見立てて縁起物とされる。
庭木や正月飾りにも使われる。永世変わらず続く事を願うにふさわしい木。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    10〜12月
植える時期    4月・6月・9月
植える場所    湿り気があり、半日影になるような場所を好む。
管理のポイント  雌雄異株 萌芽力が乏しいので剪定は注意して行う。
花 言 葉    若返り


 イチョウ

 落葉樹・高木・陽樹  マメ科

古代の生き残りの植物。原始的な平行脈を持ち、二又分枝する。
葉は特徴のある扇形で中央が切れ込み、東京都のシンボルマークになっている。
雌雄異株であるため、実は雌株にのみになる。葉に実がつくオハツキイチョウがある。

開 花 時    4月
結 実 時    10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    土地は選ばない。
管理のポイント  雌雄異株
         
生長早く、狭い場所には向かない。病虫害はなく強剪定に耐え、萌芽力もある。
         耐火力に勝れ火防(ひふせ)の木とも言われる。
         生命力があり樹齢数百年のものも多く、天然記念物に指定されている木も多い。
         広い場所に良い樹木である。

花 言 葉    しとやか・鎮魂・長寿


 サクラ

 落葉広葉樹・高木・陽樹  バラ科

日本を代表する花。
わが国では新年度が4月から始まる事から、その大切な節目を飾るにサクラの意味合いは深い。
果実を食用にするほか、花や葉の塩漬けも食品などに利用される。
日本では平安時代の国風文化の影響以降、桜は花の代名詞のようになり、春の花の中でも特別な位置を占めるようになった。また、ソメイヨシノは桜前線の指標木でもある。

開 花 時    3〜5月
結 実 期    6〜7月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。水はけの良い所を好む。
管理のポイント  剪定は自然樹形を崩さないように行う。
         アブラムシ・アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、コスカシバなど
         病虫害は多い。
         イセリアカイガラムシがつきやすい。

花 言 葉    精神の美しさ純潔・神秘な心




「敬老やには長寿の祝いには」

そろそろ敬老の日。
いつまでも元気で長生きしてほしい人生の先輩達へ、日頃の感謝を込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

   マ  ツ     グ  ミ        サツキ      エンジュ      ナンテン
    


 マ ツ

 常緑針葉樹・高木・陽樹  マツ科

天然分布は赤道直下のインドネシアから北はロシアやカナダまでの北極圏に至り、ほぼ北半球に限られていると言って良い。亜熱帯や熱帯に分布する種でもマイナス10℃程度の低温・組織の凍結には耐えて生存する。
常緑樹として冬も緑の葉を茂らせる事から、若さ・不老長寿の象徴とされ、竹・梅と合わせて「松竹梅」としておめでたい樹とされる。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    翌10〜11月
植える時期    2月〜3月
植える場所    日あたりが良く水はけの良い所を好む。土性は選ばない。
管理のポイント  春のみどりつみ、冬のもみあげが手間がかかる。
         マツカレハ、マツ材線虫病等の
病虫害がある。
花 言 葉    不老長寿・向上心・勇敢


 グ ミ

 落葉/落葉広葉樹・低木・中庸樹  グミ科

茱萸と書く。常緑性種は耐陰性があるが耐寒性は弱く、落葉樹性は強い。葉や茎には毛が多く、茎にはとげもある。
毎年枝の節から伸びた新梢に開花結実する。
果実は楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘みで食べられる。形はサクランボにも似ている。

開 花 時    10〜11月(常緑) 5月(落葉)
結 実 時    翌5〜6月(常緑) 9〜11月(落葉)
植える時期    4〜6月(常緑) 11〜12月・2〜3月(落葉)
植える場所    日あたりを好む。乾湿を問わず土性も選ばない。
管理のポイント  落葉性は12〜2月に剪定を行い、常緑性は3〜4月に剪定を行う。
         生長が早いので、徒長枝や伸びすぎた枝を強く剪定する。病虫害はない。
花 言 葉    用心深い


 ナンテン

 常緑広葉樹・邸木・中庸樹〜陰樹  メギ科

関東以南に分布。庭木として植えられる事が多い。
高さは2m位で高くても5mほど。幹の先端に葉が集まってつく独特の姿。
音が「難を転ずる」に通ずる事から、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどどいう俗信がある。福寿草とセットで「幸い転じて福となす」とも言われる。
実がなった枝は翌年開花はしない。切り花に用いられるほか、果実酒にすれば咳止めに薬効がある民間薬に利用できる。

開 花 時    6月
結 実 期    11〜2月
植える時期    3〜4月・10〜11月
植える場所    日あたりが良いが半日影でも良い。適湿を好む。
管理のポイント  病虫害はカイガラムシの害が少しある程度で殆どない。
         剪定は2〜4月に長く伸びた枝や古い枝を根元あるいは枝分かれの分岐部から行う。
花 言 葉    機知に富む・福をなす




「安全祈願には」

日々の生活の中、いつも安全に過ごしたいものです。車の運転はもとより乾燥する季節には火の始末。
1年を通して笑顔で過ごせるように…。

                  代表される樹木 

   ナナカマド    サンゴジュ     ヒイラギ       モ モ       ナンテン
    


 ナナカマド

 落葉広葉樹・小高木・陽樹  バラ科

北海道、本州、四国、九州の山地〜亜高山帯に分布する。
七回かまどに入れても燃えにくいのでこの名がついたとされるが、備長炭の材料として火力も強く日持ちも良い炭ができそれは極上品とされる。
秋にはあざやかに紅葉し、赤い実をならせその実は鳥類の食用となる。

開 花 時    5〜6月
結 実 時    9〜11月
植える時期    3〜4月
植える場所    やや日の当たる肥沃な土を好む。
管理のポイント  山地や寒冷地の木なので、平地・暖地でも育つが病虫害がつきやすい。
         剪定は12〜2月に樹形を壊さないように行う。

花 言 葉    慎重・賢明・私と一緒にいれば安心


 ヒイラギ

 常緑広葉樹・小高木・中庸樹  モクセイ科

東アジア原産で日本では本州(関東地方以西)四国、九州、琉球の山地に分布。樹高は4〜8m。
名前の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼ぐ=(痛い)事から。

開 花 時    10〜11月
結 実 時    翌7月
植える時期    3〜4月・6月・9月
植える場所    半日影を好むが、日あたりや日陰でも育つ。
         寒風や乾燥に弱い。

管理のポイント  雌雄異株
         
剪定は6〜7月に葉の生長が止まった時、生長が遅いので軽めに行う。
         テントウノミハムシの虫害がある。

花 言 葉    先見の明・歓迎・剛直


 モ モ

 落葉広葉樹・小高木・陽樹  バラ科

中国北部原産。
淡い紅色が多いが、白色から濃紅色まで様々な色がある。花の美しいものも多くハナモモと呼ばれる。
観賞用の品種は源平桃・枝垂れ桃など。庭木としてあるいは華道で切り花として用いられる。
古事記にはイザナギノミコトがモモの実を投げ災難をのがれたとあるように、はるかな昔から厄払いのシンボルだった。

開 花 時    3〜4月
結 実 期    6月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりが良く水はけの良い、肥よくな土壌。
管理のポイント  剪定は12〜2月に間引くように行い、強剪定はさける。
         縮葉病、灰星病、アブラムシ類、コスカシバ等の病虫害は多い。
         良い実を収穫するには摘果が必要。

花 言 葉    天下無敵・チャーミング・私はあなたの虜




「退院・快気祝いには」

年中青々として生命力にあふれていたり、その実を食すると長寿になると言われる様な樹木を、病後の慰めと健康を願う気持ちを込めて身近に植えてみませんか。

                  代表される樹木 

   キンカン      ツバキ      アオキ      エンジュ       モ モ
    


 キンカン

 常緑広葉樹・低木  日あたりを好む  ミカン科

中国の長江原産。古代の中国では「幸運を約束するしるし」であった。
鎮咳効果は良く知られ、食用・薬庸・観賞用と広く愛されている。
生食したり、ジャム等にも利用でき、ビタミンも多く含まれる。

開 花 時    5〜6月
結 実 時    11〜1月
         鉢植えでも実をつける。
植える時期    5〜6月
植える場所    暖地に適している。土質は特に選ばない。
管理のポイント  初夏から夏にはアゲハチョウ(幼虫 アオムシ)の虫害に注意する。
花 言 葉    思い出


 ツバキ

 常緑広葉樹・小高木〜高木  中庸樹  ツバキ科

照葉樹林の代表的な樹木で、花期は冬から春にかけて早咲きのものは冬なかに咲く。
花が美しく利用価値も高く万葉集の頃から良く知られた。
しかし、椿の花は花弁が個々に散るのではなく、多くは花弁が基部で繋がっていて萼を残して丸ごと落ちる。
それが首が落ちつ様子を連想させるので入院のお見舞いに持って行く事はタブーとされている。
ツバキのなかには、花弁がバラバラに散る園芸品種もある。

開 花 時    2〜4月
結 実 期    10〜11月
植える時期    3〜4月・6月・9月
管理のポイント  サザンカ同様、チャドクガ、カイガラムシ、もち病等の病虫害がある。
         特にチャドクガは触れるとかぶれて痛痒くなるので要注意。

花 言 葉    完璧な魅力


 アオキ

 常緑広葉樹・低木  陰樹・雌雄異株  ミズキ科

日本原産。北海道南部から沖縄までの森林に自生する。
日影でも良く育ち、庭園や公園の植え込みにも使われ、日本国外でも栽培される。
和名の由来は、常緑で枝も青いため。

開 花 時    3〜4月
結 実 期    11〜3月
植える時期    4月・6月・9月
管理のポイント  葉の緑色が濃く大きいので、下木、根締等に使う。
         斑入りの葉の方が明るく感じられる。

花 言 葉    永遠の愛




「優勝・勝利の記念には」

プロ野球も優勝チームが決まったり、運動会などもあったりで「勝敗」に関わる事が多いこの時期。
その優勝や勝利の記念に樹木を植え、毎年、勝利を思い出してみてはいかがでしょうか。

                 代表される樹木 

 ゲッケイジュ     イチイ     キンモクセイ     ヒノキ       サルスベリ
    


 ゲッケイジュ

 常緑広葉樹・小高木・中庸樹 雌雄異株  クスノキ科

地中海沿岸原産。
ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木のひとつ。
古代ギリシャでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者をたたえた。
葉に芳香があり、乾燥させた物をローリエ等と呼び、古くから肉料理のスパイスに用いられている。

開 花 時    4月
結 実 時    10月 実は雌株につく
植える時期    5〜6月
植える場所    寒風の当たらない、温暖な半日影の場所が良い。
         土質はあまり選ばないが肥沃な土が良い。
管理のポイント  暖地に適すので、関東以北では防寒に注意を。
花 言 葉    栄光と勝利


 イチイ

 常緑針葉樹・高木・陰樹 雌雄異株  イチイ科

「一位」の名前そのものが優勝や勝利の記念にふさわしい。
別名「アララギ」北海道や北東北では方言で「オンコ」と呼ばれ、庭木によく利用される。
樹形と葉が美しい樹木。

開 花 時    3〜4月
結 実 期    9〜11月
植える時期    3〜5月
植える場所    日陰で肥料分の多い土壌を好む。成木は日なたでも育つ。
管理のポイント  変種のキャラボクでは生垣や庭木として良く使われる。病虫害は少ない。
花 言 葉    哀しみ


 キンモクセイ

 常緑広葉樹・高木 ・中庸樹 雌雄異株  モクセイ科

中国南部が原産で、江戸時代に渡来。
主に庭木として観賞用に植えられ、秋になると小さい黄色の花を無数に咲かせ芳香を放つ。
その黄色い花を金色に見立て「金モクセイ」と言われている。
雌雄異株で、日本にあるのは殆どが雄株なので、果実はまずみられない。

開 花 時    9〜10月
結 実 期    翌5月
植える時期    3月・6月・9月
植える場所    土性は問わないが、壌土質を好む。日なた、日蔭とも育つ。
管理のポイント  今年の枝に花がつくので、剪定は春までに行う。
         イボタガ、テントウノミハムシの害がある。

花 言 葉    謙遜




「誕生祝いには」

毎日が誰かの誕生日です。
その方にとってのSpecial dayを樹木を贈ってお祝いしませんか。

                 代表される樹木 

  ナンテン      マ ツ      ク ス      キ リ      ムラサキシキブ
    


 キ リ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ゴマノハグサ科

葉は幅広いタマゴ形で大きな葉をつけ、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつける。
キリは古くから良質の木材として重宝されていて、箪笥などの材料となる。
また、伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきた。
キリは日本国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。
昔は女の子が生まれるとキリを植え、結婚する際にはそのキリで箪笥を作るとう風習もあったくらいに成長が早い。
また、発火しずらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられる。

開 花 時    5〜6月
結 実 時    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3
植える場所    生長がきわめて良いので広い場所に植える。肥料分のある黒土等を好む。
管理のポイント  コウモリガ、てんぐ巣病などの病虫害がある。剪定はできない。
花 言 葉    高尚


 ムラサキシキブ

 落葉広葉樹・低木〜中庸樹   クマツヅラ科

日本各地の林などに自生し、果実が紫色で美しいので観賞用に栽培されている。
その美しさから「紫式部」の名前がつけられたとも言われている。
別名「才媛」ともいうので、賢い女の子に育ってほしいと願いを込めて植えたい。

開 花 時    6〜7月
結 実 期    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
管理のポイント  花つきを良くするために日あたりの良い場所に植える。
         乾燥を嫌う。実つきの良いコムラサキが多く植えられている。
         病虫害はほとんどない。    
花 言 葉    愛され上手 上品 聡明




「出版記念には」

あまり縁がない記念の1つではありますが、自主出版をできる昨今。
ご自身やお知り合いの出版記念に贈ってみてはいかがでしょうか。
とても良い記念樹になると思いませんか。

                 代表される樹木 

  コブシ     ムラサキシキブ   マンサク      ヒメリンゴ       イチョウ
    


 コブシ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  モクレン科

早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。
花は葉の展開より前に木全体が白く見えるほどに咲き、冬枯れの山野でよく目立つ。
果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがあるその形状がコブシの名前の由来である。

開 花 時    3月
結 実 時    9〜10
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日なたで適湿の肥沃な土を好む。
管理のポイント  自然に樹形が整うのであまり剪定はしない。移植はむずかしい。
         生長は早いので、狭い場所では剪定をして樹形を整える。
花 言 葉    友情


 ヒメリンゴ

 落葉広葉樹・低木  日あたりを好む バラ科

春から夏に長卵形の葉をつけ、枝いっぱいに白色の林檎の花に似た花を咲かせ秋に林檎を小さくしたような果実をつける。
味は酸味が勝り食用としては劣るので主に観賞用樹木や盆栽として植えられている。
中国大陸原産で「イヌリンゴ」とも呼ばれる。

開 花 時    5〜6月
結 実 期    10月
植える時期    2〜3月
植える場所    日あたりがよく、排水の良い黒土等の肥料分のある土を好む。
管理のポイント  花芽を多くするために、短果枝を作るように落葉期に剪定する。
         アブラムシ、カミキリムシ、縮葉病などの病虫害がある。

花 言 葉    名声・誘惑




「帯祝いには」

妊娠5ヶ月目の戌の日に安産を祈願して腹帯を巻く儀式が帯祝い。
犬は子だくさんで安産の象徴と昔から考えられ、その犬の性質にあやかって妊婦の安産を願う。
安定期に入り、目立ってきたお腹を保護すると共に、丈夫な赤ちゃんをとの願いを込め帯祝いと共に記念樹を植えてみてはいかがでしょうか。

                  代表される樹木 

  イチョウ      ザクロ     エンジュ     ナンテン       カ  キ
    


 ザクロ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ザクロ科

花ザクロと実ザクロがあり、庭木などの観賞用に栽培されるほか食用としても利用される。
人肉の味に似ているという俗説があり、神話はそれを示唆してのものと思われる。
お釈迦様が子供を食う鬼神「可梨帝母」にザクロの実を与え、人肉を食べないように約束させた。
以後、可梨帝母は鬼子母神として子育ての神になった。
またギリシャ神話において冥王・ハーデースにつれ攫われたペルセポネーは6つのザクロを口にした事で、6ヶ月間を冥界で過ごすこととなり、母・デーメーテールはその期間嘆き悲しむ事で冬となった。

開 花 時    6〜7月
結 実 時    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりがよく、水はけのよい場所を好む。
管理のポイント  徒長枝やヒコバエを剪定する程度で刈り込みはしない。

花 言 葉    円熟の美 子孫の守護


 エンジュ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  マメ科

中国原産で古くから台湾、日本、韓国などで植栽されいている。
街路樹や庭木として植えられる。
竜の爪を連想される枝が垂れ下がり、独特の樹形を作る。
縁起木であるシダレエンジュが人気。

開 花 時    7〜8月
結 実 期    9〜10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりがよく、肥沃な土を好む。
管理のポイント  幹にエンジュさび病が発生する。
         剪定はできる。

花 言 葉    上品




「子供の成長を祝うには」

子供の将来が健やかで、無事成長を願うのはどの親でも一緒。
そのかけがえのない子供の成長を樹木の生長と共に見守ってはいかがでしょうか。

                 代表される樹木 

  コデマリ     モ モ      シンジュ      クヌギ      ナンテン
    


 コデマリ

 落葉広葉樹・低木 日あたりを好む  バラ科

春には白い小さな小花を集団で咲かせる。この集団は小さな手毬のように見え、これが名前の由来となっている。
原産は中国。日本ではよく庭木として植えられている。
品種には花が八重咲きになるヤエコデマリ、春先にでる若葉が黄金色になるキンバコデマリなどがある。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    9〜10月
植える時期    3月・11〜12月
植える場所    特に土質は選ばないが、よく花をつけるためには、
         適湿で日あたりのよい場所を選ぶ。
管理のポイント  大きくなり過ぎた場合は、落葉後に古い枝を根元から剪定する。
花 言 葉    努力


 シンジュ

 落葉広葉樹・小高木 雌雄異株 日あたりを好む  イチイ科

中国が原産で、日本へは明治時代の初めに渡来した。
雌雄異株で6月頃に円錐花序をだし、緑白色の小さな花を咲かせる。
ニワウルシと言われるが、ウルシとは異なりかぶれないので公園樹や街路樹に植栽される。
英語名「tree of heaven(天国の木)」

開 花 時    6月
結 実 期    10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりのよい場所を好む。土質は選ばない。
管理のポイント  生長極めて早く大木になるので狭い場所には向かない。



 クヌギ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ブナ科

本州以南に分布。
この木は幹の一部から樹液がしみ出ている事がある。
カブトムシやクワガタなどの甲虫類やチョウ、大スズメバチなどの昆虫が樹液を求めて集まる。
果実は熟すと褐色になる球形のどんぐり。
炭、薪(まき)椎茸栽培のほだ木、葉は腐葉土として肥料に使われていた。

開 花 時    4〜5月
結 実 期    10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりよく、肥沃な土を好む。
管理のポイント  よく枝を伸ばすが、枝は途中で切るような事は避け、
         切る時は必ず枝の元から切って自然樹形を崩さないようにする。
花 言 葉    おだやかさ




「成人の記念には」

成人を祝う儀式は古くからあり、戦後間もない頃、現:蕨市において実施された「青年祭」がルーツとなっている。敗戦後の当時、次世代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ます為に始まった青年式が全国に広まり現在の成人式となった。
これからの日本を背負っている青年達へ、気概にあふれる成人の祝いとして贈りたいものです。

                  代表される樹木 

   ケヤキ      ヒノキ      マ ツ        モ モ       ヒメリンゴ
    


 ケヤキ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む 雌雄同株  ニレ科

秋の紅葉が美しい樹木であり、放射状に広がる独特の樹形。
葉の鋸歯は曲線的に葉先に向かう特徴的な形であり、街路樹や公園などとして良く植えられる。
また、木材としても木目が美しく磨くと光沢を生じる。固くて摩耗に強いので古くから家具などにもよく使わていたが、現在は神社仏閣などに用いられている。
多くの自治体で「県の木」「市の木」といったシンボルにしている、関東地方を代表する樹木である。


開 花 時    4〜5月
結 実 時    10月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりがよく、適湿気で肥沃な土地を好む。
管理のポイント  生長がはやく、乾燥に弱いので注意する。
         剪定は枝を間引くように行う。

花 言 葉    重厚 長寿 幸福




「開店祝いには」

末永く繁栄を祈って、新たなる門出の祝福として贈ってはいかがでしょうか。           

                 代表される樹木 

  マンリョウ   カラタチバナ    アオキ       ツツジ     アセビ
    


 マンリョウ

 常緑広葉樹・中庸樹〜陰樹  ヤブコウジ科

冬に熟す光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しい。
また「万両」といういかにもたくさんのお金をほうふつとさせる名前でセンリョウなどと共に正月用の縁起木として、親しまれている。
日本では江戸時代から栽培されており、多数の園芸品種が存在する。


開 花 時    6〜7月
結 実 時    11〜3月
植える時期    4〜5月
植える場所    湿気があり、水はけの良い場所を好む。
         センリョウよりも耐寒性が強い。
管理のポイント  萌芽力が弱いので剪定はしない。鉢植えの場所は乾燥に特に注意する。
花 言 葉
    陰徳・徳のある人


 カラタチバナ

 常緑広葉樹・低木 中庸樹〜陰樹  ヤブコウジ科

マンリョウに対してヒャクリョウとも呼ばれる。

お正月に、「千両、万両、有り通し」として金運に恵まれるという縁起物として、しばしば赤い果実をつける矮小低木が飾りつけられますが、千両は、センリョウ科センリョウで、万両はヤブコウジ科のマンリョウ、有り通しは、アカネ科アリドオシ(蟻通し)のことです。 そのアリドオシには一両の別名があります。
また、ヤブコウジ(ヤブコウジ科)を十両。ともに縁起物とされます。
なお、「難を転じる」という意味合いから、ナンテンも同じように使用されます。


開 花 時    7月
結 実 期    11〜2月
植える時期    3〜4月・6月
植える場所   
 湿気があり、半日陰を好む。
管理のポイント  萌芽力が弱いので剪定はできない。病虫害はほとんどない。
花 言 葉
    鋭敏な 富 財産努力


 ツツジ

 常緑/落葉広葉樹・低木・陰樹 雄雌異株  ツツジ科

ツツジは日本では古くから園芸品種として、交配され美しい品種がたくさん生まれた。
花の季節になると「ここにも」「あそこにも」と思うくらいに多くの家庭や公園などに植えられている事に気づく。
中でもクルメツツジはその代表で種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。


開 花 時    4〜5月
結 実 期    10月
植える時期    夏と冬を除く年間(常緑)11〜12月・2〜3月(落葉)
植える場所
    土性は選ばないが、赤土が良い。
管理のポイント 
 花後に剪定をし、樹形を整える。
         毎年、花を多くつけるには肥料が必要である。
花 言 葉  
  自制心・節制  赤:恋の喜び 白:初恋




「栄誉をたたえるには」

入賞や入選・叙勲などの輝かしい栄誉をたたえる為にふさわしい樹木をお祝いや「記念樹」として贈ってみてはいかがでしょうか。
樹木の生長と共に益々の発展を!!

                代表される樹木 

   ボタン   キンモクセイ     カイドウ      サクラ     キンカン
      


 ボタン

 落葉広葉樹・低木  日あたりを好む  ボタン科

輝かしい栄誉をたたえるには豪華であでやかなボタンの花は相応しい。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように、シャクヤクのように風情があり、ボタンの様に華麗で、百合のように清楚という女性の美しさを形容する花でもある。
原産地は中国西北部。根の樹皮部分は漢方薬の原料にもなる。
園芸品種が多く、冬に花を咲かせるカンボタンもある。


開 花 時    4〜5月
結 実 時    8〜9月
植える時期    9〜10月
植える場所    通風が良く肥沃な土で、排水の良い日あたりの良い場所を選ぶ。
         西日を防ぐ。
管理のポイント  3月と花後に堆肥と化学肥料を施す。肥料は多く必要。
         うどんこ病、黒班病、カイガラ虫等の病虫害がある。
花 言 葉    王者の風格 富貴 恥じらい 高貴


 カイドウ

 落葉広葉樹・小高木  日あたりを好む  バラ科

中国原産。古くから園芸用として観賞され、日本には江戸時代に渡来したと言わている。
ハナカイドウは花木の王とも称されるので、相応しい。


開 花 時    4〜5月
結 実 時    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    排水が良く、肥料分のある日あたりの良い所。
管理のポイント  剪定は冬期に長く伸びた枝を切る。短い枝に花がつくので残す。
         赤黒病、うどんこ病、アブラムシの病虫害がある。

花 言 葉    温和 妖艶 




「願を立てたい時には」

強い向上心を持って、進学や目標達成の願立てに植え、共に成長してはいかがでしょうか。           
                代表される樹木 

 アスナロ     キンカン     バクチノキ       ナンテン       クチナシ



 アスナロ

 常緑針葉樹・高木・陰樹 雌雄同株  ヒノキ科

北海道南部から本州、九州に分布している。
ヒノキに似ているが、枝や葉がより幅広く、数年間枝についている間に幅がより広くなる。
名前の由来は「明日(はヒノキに)なろ(う)」という俗説もあるが、「明日は!明日は!!」と強い向上心を持つかのようにまっすぐと天を目指して伸びる事からも、目標達成の意味ではふさわしい樹木といえる。

開 花 時    3〜5月
結 実 時    10月
植える時期    3〜5月
植える場所    湿気があり、半日陰の場所でよく育つ。
管理のポイント  剪定や移植はあまり好まない。
         肥沃な土壌であれば、肥料をやる必要はない。
花 言 葉
    不滅


 クチナシ

 常緑広葉樹・低木・中庸樹   アカネ科

名前の由来は、果実が熟しても割れないため「口無し」
他にはクチナワナシ(クチナシ=へび、ナシ=果実のなる木。つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)静岡県以西に分布する寒さにやや弱い。
果実にはカロチノイドの一種のクロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられる。
ヤエクチナシは花は大形で芳香が強い。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    9〜10月
植える時期    2月・10〜12月
植える場所    日なたで排水が良く、やや湿気がある所が良い。
管理のポイント  アブラムシ・カミキリムシがよくつくので成虫を駆除。
         剪定は春先に行う。
花 言 葉    幸福者・清潔・優雅


「退職記念には」

人生の中で転機の一つでもある「転職」や「退職」
長年の労をねぎらう事が多い「退職」に人生をかさね樹木を植えるのも良いものです。
そしてまた、今までの永年にわたる感謝を込め贈ってみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

    ハナミズキ     サザンカ      サツキ      ライラック      ユズリハ
     


 ハナミズキ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ミズキ科

北米原産。
1912年に当時の東京市からアメリカワシントンD.C.へ桜を送った返礼として1915年に贈られた花。
新葉が出るのとほとんど同じに開花。
花は枝先につくが、花びらに見えるのは総苞(そうほう)で、長さ4〜6pの総苞片が4枚つく。
品種には、紅色のチェロキー・チーフ、枝が垂れ下がるシダレハナミズキ、淡黄色の葉に覆輪斑(ふくりんはん)が入るトリカラーなどがなる。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    9〜11月 生長はやや遅い
植える時期    11〜12月 2〜3月
植える場所    水分を多く要求するが、極端な乾燥地でなければよく育つ。
         日あたりを好むが西日は避ける。
         植えつけは落葉期に行い堆肥を十分に与える。
管理のポイント  アメリカシロヒトリ、うどんこ病等の病害虫がある。剪定は落葉期に軽く行う。
花 言 葉    私の思い受けてください 返礼


 ライラック

 落葉広葉樹・邸木  日あたりを好む  モクセイ科

和名「ムラサキハシドイ」フランス名では「リラ」そして「ライラック」は英名。
ヨーロッパ原産で、4〜5月に花を咲かせる。
香りが良く香水の原料ともされる。コーカサスあたりが原産でヨーロッパ経由で日本へ。

開 花 時    4〜5月
植える時期    11〜12月・2〜3月
管理のポイント  枝を刈りこむのではなく、強い枝などを間引くように剪定する。
花 言 葉    紫  愛の芽生え・初恋
         白  青春の歓び・美しい契り




「卒業記念には」

立春も過ぎそろそろ春。旅立ちの時期。将来の夢に向かい大きく羽ばたいてほしいものです。
その思いを込め記念樹として、共に成長を願ってみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

  ポプラ       サクラ      ハナミズキ     シンジュ       ニシキギ
    


 ポプラ

 常緑広葉樹・高木 日あたりを好む 雌雄異株  ヤナギ科

ポプラ並木で親しまれている南ヨーロッパ原産。
直立する幹とほうき状の樹形が美しい。
春に花を咲かせ、咲き終わるとすぐに綿毛がついている種子を大量につける。
その種子が風に飛ばされ空を舞い、並木など多数のポプラがある所では地面が真っ白になることもある。
このため「コットン・ウッド」とも言われる。

開 花 時    3〜4月
結 実 時    5〜6月 生長は早い。
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりが良く肥沃な土地を好む。
管理のポイント  コウモリガ、カミキリムシなど穿孔種の害虫に気をつける。
         剪定に耐え、萌芽力もあり生長は極めて早い。
         樹形は並木、列植に良く庭園には向かない。
花 言 葉    敏感・勇気・度胸


 ニシキギ

 落葉広葉樹・低木・中陽樹  ニシキギ科

日本、中国に自生する。
秋の紅葉が美しく、その姿が錦織に見えるところからこの名前がついた。
またその紅葉は見事で、モミジ・スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられる。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    紅葉を美しくするために西日を避けた日あたりの良い場所に植える。
管理のポイント  剪定は落葉中に行う。剪定に耐え、萌芽力もあるので強く剪定しても良い。
花 言 葉    あなたの定め・あなたの魅力に心を刻む




「入学や入社の記念には」

我が国は4月が新年度の始まりです。
この時期は入学式や入社式がとりおこなわれ新しい制服やスーツに身を包み、
未来に向け初々しい姿を多く見かけます。
新生活、未来に向けたスタートの記念を木々の生長と一緒に見守ってみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

   アベリア      マンサク       サクラ      イチョウ      アスナロ
    


 アベリア


 半落葉広葉樹・低木・陽樹   スイカズラ科

春〜秋のかなり長期に渡って鐘形の小さな花を多数咲かせ、花の香りは非常に強い。
中国、台湾原産の野生種をもとに作られた園芸種。大正末期に渡来。
交配種の長所である長い開花期や、半常緑でありながらも寒さに強い特徴を受け継いでいる。
公園や道路沿いに数多く植栽されているが、庭木としてもコンパクトで好みの大きさに剪定することができ、
花が美しいのはもちろん、斑入りなど葉の観賞価値も高い。

開 花 時    7〜11月
植える時期    3〜4月
植える場所    土質は選ばないが、水はけが良い土壌が適している。
管理のポイント  生長きわめて早いので、強剪定が必要。
         整枝・剪定は花が少なくなる10〜12月に行う。
花 言 葉    強運・謙譲


 サクラ

 落葉広葉樹・高木・陽樹  バラ科

日本を代表する花。
4月から始まる新年度に、その大切な節目を飾るにサクラの意味合いは深い。
果実を食用にするほか、花や葉の塩漬けも食品などに利用される。
日本では平安時代の国風文化の影響以降、桜は花の代名詞のようになり、
春の花の中でも特別な位置を占めるようになった。また、ソメイヨシノは桜前線の指標木でもある。

開 花 時    3〜5月
結 実 期    6〜7月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。水はけの良い所を好む。
管理のポイント  剪定は自然樹形を崩さないように行う。
         アブラムシ・アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、コスカシバなど
         病虫害は多い。
         イセリアカイガラムシがつきやすい。

花 言 葉    精神の美しさ純潔・神秘な心




「昇進・栄転祝いには」

入学や入社同様に祝いたい、昇進や栄転。
頑張ってきたご褒美として樹木を植えてみてはいかがでしょうか。

                   代表される樹木 

  ニシキギ      エンジュ       キンカン       ツバキ       ネムノキ
    


 ネムノキ

 落葉広葉樹・高木・陽樹  マメ科

原産地はメキシコ。
夏の暑い盛りに咲く淡い糸状の淡いピンク色の花を咲かせ、夕方に花は開き、葉は閉じます。
朝には葉が開いて花がしぼむ。
夕方から葉が閉じ眠ったように見えることから、ネムの木と名付けられた。
その光景から「働き過ぎに気をつけて」と気遣いのメッセージを込めるのも今風では。

開 花 時    6〜7月
結 実 時    9〜11月
植える時期    11〜12月・3〜4月
植える場所    日当たりのよい場所を好む。土性は問わない。
管理のポイント  生長早く樹高が高くなるので、緑陰樹としては良いが狭い場所は向かない。
花 言 葉    夢想・歓喜・創造力


 ツバキ

 常緑広葉樹・小高木〜高木  中庸樹  ツバキ科

照葉樹林の代表的な樹木で、花期は冬から春にかけて早咲きのものは冬なかに咲く。
花が美しく利用価値も高く万葉集の頃から良く知られた。
しかし、椿の花は花弁が個々に散るのではなく、多くは花弁が基部で繋がっていて萼を残して丸ごと落ちる。
それが首が落ちつ様子を連想させるので入院のお見舞いに持って行く事はタブーとされている。
ツバキのなかには、花弁がバラバラに散る園芸品種もある。

開 花 時    2〜4月
結 実 期    10〜11月
植える時期    3〜4月・6月・9月
管理のポイント  サザンカ同様、チャドクガ、カイガラムシ、もち病等の病虫害がある。
         特にチャドクガは触れるとかぶれて痛痒くなるので要注意。

花 言 葉    完璧な魅力




「合格祝いには」

目標としてきた事にチャレンジをした結果の「合格」という事はとても嬉しいものです。
笑顔と共にプレゼントされる事もそうですが、その時の気持ちを忘れないようにご自身でも樹木を植えてみてはいかがでしょうか。
その樹木と共に成長していく…素晴らしい事と思います。

                   代表される樹木 

     ヒノキ      コブシ       マ ツ       ニシキギ      ゲッケイジュ
     


 ヒノキ

 常緑針葉樹・高木・中庸樹  ヒノキ科

日本と台湾にのみ分布する。
日本では本州南部(福島県)以南から九州までに分布し、乾燥した場所を好む。
建材としては最高品質のものとされ、加工が容易なうえ狂いがなく日本人好みの芳香を長きにわたって放つ。


開 花 時    3〜4月
結 実 時    10月 生長やや早い。
植える時期    3〜4月・9〜10月
植える場所    低湿地を嫌うので、日あたりの良い場所を選ぶ。
         特に黄色の葉色の園芸品種は、日あたりの良い場所に植えないと発色が悪い。
管理のポイント  樹高が高くなるので庭木には向かないが園芸品種は多く病害虫は少ない。
         生長が早いので刈り込みは注意して行う。
花 言 葉    不滅・不老・不死


 コブシ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  モクレン科

早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。
花は葉の展開より前に木全体が白く見えるほどに咲き、冬枯れの山野でよく目立つ。
果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがあるその形状がコブシの名前の由来である。

開 花 時    3月
結 実 時    9〜10
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日なたで適湿の肥沃な土を好む。
管理のポイント  自然に樹形が整うのであまり剪定はしない。移植はむずかしい。
         生長は早いので、狭い場所では剪定をして樹形を整える。
花 言 葉    友情




「開業・開所祝いには」

今まで積み重ねてきたスキルと自信を持って一大奮起!!
その開業や開所はとても人生の中では大きな転機となります。
是非、その気持ちを樹木に託し、共に成長していくと誓いたいものです。
また、お祝いの気持ちとしても、より大きな羽ばたく事を祈願し記念樹として贈りたいものです。

                   代表される樹木 

   イチイ     センリョウ      マ ツ       ケヤキ        ヒノキ
    


 イチイ

 常緑針葉樹・高木・陰樹 雌雄異株  イチイ科

「一位」の名前そのものが優勝や勝利の記念にふさわしい。
別名「アララギ」北海道や北東北では方言で「オンコ」と呼ばれ、庭木によく利用される。
樹形と葉が美しい樹木。

開 花 時    3〜4月
結 実 期    9〜11月
植える時期    3〜5月
植える場所    日陰で肥料分の多い土壌を好む。成木は日なたでも育つ。
管理のポイント  変種のキャラボクでは生垣や庭木として良く使われる。病虫害は少ない。
花 言 葉    哀しみ


 マ ツ

 常緑針葉樹・高木・陽樹  マツ科

天然分布は赤道直下のインドネシアから北はロシアやカナダまでの北極圏に至り、ほぼ北半球に限られていると言って良い。亜熱帯や熱帯に分布する種でもマイナス10℃程度の低温・組織の凍結には耐えて生存する。
常緑樹として冬も緑の葉を茂らせる事から、若さ・不老長寿の象徴とされ、竹・梅と合わせて「松竹梅」としておめでたい樹とされる。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    翌10〜11月
植える時期    2月〜3月
植える場所    日あたりが良く水はけの良い所を好む。土性は選ばない。
管理のポイント  春のみどりつみ、冬のもみあげが手間がかかる。
         マツカレハ、マツ材線虫病等の
病虫害がある。
花 言 葉    不老長寿・向上心・勇敢




「豊作・大漁祈願には」

今の時期、緑も眩しく輝き、田には稲も植えられています。
全ての人の食に関わる豊作・大漁を祈願して樹木を植えてみてはいかがでしょう。
その木と共に祈りたいものです。

                   代表される樹木 

    マンサク      ザクロ      マンリョウ      ク ス       コブシ
     


 マンサク

 落葉広葉樹・小高木・陽樹  マンサク科

日本の本州の太平洋側から九州に分布。山林に多く自生するほか花木として栽培もされている。
語源は定かではないが、早春にまず咲く…が訛ったものとも言われている。
2〜3月に葉に先駆けて花が咲く。


開 花 時    2〜3月
結 実 時    10〜11月 
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりの良い場所を好み、土質は特に選ばない。
管理のポイント  樹形を整えるためには、落葉期に伸びすぎた枝などを切り詰める等の管理をすれば、
         庭に植え、早春の黄花を楽しめる。

花 言 葉    呪文


 ザクロ

 落葉広葉樹・高木  日あたりを好む  ザクロ科

花ザクロと実ザクロがあり、庭木などの観賞用に栽培されるほか食用としても利用される。
人肉の味に似ているという俗説があり、神話はそれを示唆してのものと思われる。
お釈迦様が子供を食う鬼神「可梨帝母」にザクロの実を与え、人肉を食べないように約束させた。
以後、可梨帝母は鬼子母神として子育ての神になった。
またギリシャ神話において冥王・ハーデースにつれ攫われたペルセポネーは6つのザクロを口にした事で、6ヶ月間を冥界で過ごすこととなり、母・デーメーテールはその期間嘆き悲しむ事で冬となった。

開 花 時    6〜7月
結 実 時    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日あたりがよく、水はけのよい場所を好む。
管理のポイント  徒長枝やヒコバエを剪定する程度で刈り込みはしない。
         株元からヒコバエが多数出るので、その剪定をしなければならない。

花 言 葉    円熟の美 子孫の守護




「巣立ちの記念には」

進学・就職…そして結婚などでの巣立ちは淋しくも嬉しいものです。
その思いを託し記念樹を贈りたいものです。

                   代表される樹木 

   ス ギ      ハ ギ       ウ メ      ヒメリンゴ      アジサイ
    


 スギ

 常緑針葉樹・高木・陽樹  スギ科(ヒノキ科スギ亜科とすることも多い)

日本固有種。本州北端から屋久島まで自生する。
また北海道各地にも広く造林されている。巨木、古木にスギが多い。
スギの語源は「直ぐ木(すぐき)」まっすぐな樹形は巣立ちの記念にふさわしいと言える。
近年花粉症で話題にされているが、日本の林業の代表的樹種である。

開 花 時    2〜3月
結 実 期    10〜11月
植える時期    3〜4月・9〜10月
植える場所    湿度が高い場所を好む。庭には台杉が多く植えられている。
管理のポイント  カミキリムシ、キクイムシ等の虫害に気をつける。
花 言 葉    あなたのために生きる


 アジサイ

 落葉広葉樹・低木・中庸樹〜陰樹  ユキノシタ科

大別してセイヨウアジサイとガクアジサイがあり、ガクアジサイは日本原産。
一般に花といわれている部分は装飾花で、おしべとめしべが退化しており(中性花)花びらに見えるものは萼(がく)。
この木を植えると病気除けになると言われている。

開 花 時    6〜7月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日陰でも育つが、日あたりがよく、湿気のある肥料分のある土を好む。
管理のポイント  土が酸性なら青、アルカリ性ならピンクへ変わる。

         
花後に剪定をし、樹形を小さくするには古い太い茎を落葉期に根元から剪定する。
花 言 葉    移り気・浮気・冷酷・あなたは冷たい




「結婚記念日には」

結婚記念日は夫婦にとっては大切な記念日。
人生最良の年代を迎える「銀婚式」「金婚式」の記念にご夫婦で記念樹を植えてみてはいかがでしょう。
末永く夫婦ともに…と祈りたいものです。

                   代表される樹木 

  キンモクセイ     ネムノキ      ツバキ        サンショウ       ツツジ
     


 サンショウ

 落葉広葉樹・低木・中庸樹 雌雄異株   ミカン科

日本全国山地や平地に広く分布している。
枝には鋭い棘が2本ずつ付く。
別名はハジカミ。雄株と雌株があり、サンショウの実が成るのは雌株のみ。
果実はスパイスになる事は広く知られているが、若葉から幹まで利用範囲が広い香木。
材は黄色でスリコギに用いる。実用木として植えられる。

開 花 時    4〜5月
結 実 時    10月 
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日なたでも良いが、半樹蔭日陰でも育つ。土地は選ばないが、乾燥はよくない。
管理のポイント  落葉期に伸びすぎた枝や混み過ぎた枝を剪定する。
         棘があるので注意が必要。アゲハチョウの幼虫の害がある。

花 言 葉    健康


 ツツジ

 常緑/落葉広葉樹・低木・陰樹 雄雌異株  ツツジ科

ツツジは日本では古くから園芸品種として、交配され美しい品種がたくさん生まれた。
花の季節になると「ここにも」「あそこにも」と思うくらいに多くの家庭や公園などに植えられている事に気づく。
中でもクルメツツジはその代表で種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。


開 花 時    4〜5月
結 実 期    10月
植える時期    夏と冬を除く年間(常緑)11〜12月・2〜3月(落葉)
植える場所
    土性は選ばないが、赤土が良い。
管理のポイント 
 花後に剪定をし、樹形を整える。
         毎年、花を多くつけるには肥料が必要である。
花 言 葉  
  自制心・節制  赤:恋の喜び 白:初恋




「新築・転居祝いには」

家を新築した時には夢と希望、そして幸せを多く感じられると思います。
そして転居も新たなスタートです。
家族の結びつきをより深められ、家の繁栄と家族の健康を願って植えてみてはいかがでしょう。

                   代表される樹木 

   カ キ      エンジュ      ヒイラギ      ナンテン       アジサイ
    


 カキ

 常緑広葉樹・高木・陽樹  カキノキ科

東アジアの固有種で、日本全国で栽培されている。
熟した果実は食用とされ、幹は家具材、葉は茶のかわりに加工され飲用される事がある。
果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤としても用いられる。
カキにはそれぞれの土地で改良された特有の品種があり、有名品種は「富有」「次郎」「蜂屋」「平核無」などがある。

開 花 時    5〜6月
結 実 期    10〜11月
植える時期    11〜12月・2〜3月
植える場所    日なたであれば良く育つが、実をたくさんつけるには耕土が深く肥沃な土が良い。
管理のポイント  寒肥を与えると良い。移植は難しい。
花 言 葉    恵み


 ヒイラギ

 常緑広葉樹・小高木・中庸樹  モクセイ科

東アジア原産で日本では本州(関東地方以西)四国、九州、琉球の山地に分布。樹高は4〜8m。
名前の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼ぐ=(痛い)事から。

開 花 時    10〜11月
結 実 時    翌7月
植える時期    3〜4月・6月・9月
植える場所    半日影を好むが、日あたりや日陰でも育つ。
         寒風や乾燥に弱い。

管理のポイント  雌雄異株
         
剪定は6〜7月に葉の生長が止まった時、生長が遅いので軽めに行う。
         テントウノミハムシの虫害がある。

花 言 葉    先見の明・歓迎・剛直





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