木々の成長と共に家族の成長も大きく…そんな想いを込めて「樹木」をプレゼントするのも良いですね。
成長に伴い古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れるので、猿が登ろうとしても滑ってしまう…という事で「猿滑り」というのが、名前の由来とされている。(実際には猿は滑る事なく簡単にあがる)
今年は思いがけず早く梅雨明けをしてしまいましたが、緑がとても綺麗な季節。
芝も青々していてゴルファーとしては眩しくもあり、お天気次第で気持ち良くプレーができる季節です。
仲間同士でも楽しいですが、コンペとなると気合いも入ります。
ホールインワン賞をとった!!などと何度となく耳にした事もあります。
そのお祝いに樹木をプレゼントするというのも良いものです。きっと眺める方は「あの日のホールインワン…」と思い出すはずです。
代表される樹木
モクレン カルミア バクチノキ ボタン バ ラ
モクレン
落葉広葉樹・低木〜小高木 日あたりを好む モクレン科
花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。中国名では「木蘭」「木蓮」
昔はモクラン「木蘭」とも呼ばれていた事もあるが、花が蘭に似ている事でもあるが、今はランよりハスに似ているとして「木蓮」とも呼ばれるようになった。
また、モクレンの仲間のハクモクレンは樹高15mくらいになる高木で、白い花が早春の葉の出る前につく。
花の大きさから極めて豪華で、驚きや歓びを表すには良いので、ホールインワンの記念に。
花色は、白・紅赤紫・紫。
開 花 時 3〜4月(シモクレンは7月に返り咲きがある)
結 実 時 9月
植える時期 2〜3月
植える場所 土質はあまり選ばない。
管理のポイント 移植はむずかしい。剪定は強くは行えない。
花 言 葉 自然愛
カルミア
常緑広葉樹・低木・中庸樹 ツツジ科
別名「アメリカシャクナゲ」
色は濃紫色のオスポ・レッド、赤褐色のグッド・リッチ、白色のアルバ、赤色のクレメンタイン・チャーチル、2色混合のフスカタ、ガーネット・クラウン、マホガニー、ニップ、レッド・クラウンなど花色は豊富です。
大正期にアメリカより渡来。ゴルフが盛んなアメリカにちなみ、また低木の枝で全体を覆う美しい花で見る人をハッとさせる事からもホールインワンの記念に。
開 花 時 5〜6月
植える時期 3〜4月
植える場所 日あたり、排水の良い地を好む。酸性土壌が良い。
管理のポイント 11月になると花芽がわかるので、3分の1位くらい摘み毎年一定量の花を確保する。
放任すると隔年開花になる。剪定は花後に行う。
花 言 葉 賞賛・野望・大使をいだく・野心
バクチノキ
常緑広葉樹・高木 ・中庸樹 バラ科
関東以西の本州、四国、九州、沖縄など暖地に咲く。
絶えず古い樹皮が10p程度のうろこ状に剥がれ落ち、人を驚かす木。
また、勝負を象徴するその名からもふさわしい木。
開 花 時 9〜10月
結 実 期 翌5月
植える時期 4月・6月
植える場所 肥沃(ひよく)な黒土等を好む。
管理のポイント 植えて楽しむにはセイヨウバクチノキが良い。
「婚約や友情の記念には」
婚約は人生に1度の出来事。その気持ちを記念樹に託し、年齢を重ねていった時に育った木への思いを馳せるのも良いものです。
そして、親友と言える友と出会えた歓びを伝える為に、互いに贈りあってはいかがでしょうか。
代表される樹木
クチナシ バ ラ コデマリ シラカバ アカシア
クチナシ
常緑広葉樹・低木・中庸樹 アカネ科
名前の由来は、果実が熟しても割れないため「口無し」
他にはクチナワナシ(クチナシ=へび、ナシ=果実のなる木。つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)静岡県以西に分布する寒さにやや弱い。
果実にはカロチノイドの一種のクロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられる。
ヤエクチナシは花は大形で芳香が強い。
開 花 時 4〜5月
結 実 時 9〜10月
植える時期 2月・10〜12月
植える場所 日なたで排水が良く、やや湿気がある所が良い。
管理のポイント アブラムシ・カミキリムシがよくつくので成虫を駆除。
剪定は春先に行う。
花 言 葉 幸福者・清潔・優雅
コデマリ
落葉広葉樹・低木・陽樹 バラ科
古くから観賞用に植栽されてきた中国元何の落葉樹。
小さな花が集まって手まりのようになる細やかな形は、親友は婚約者などへの心遣いにも似ている。
またその形が名前の由来となる。
開 花 時 4〜5月
植える時期 3月・9〜12月
植える場所 日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。
管理のポイント 自然樹形が基本。
しかし古い枝幹は根元から切り株を更新し、常に若い枝を一定保つようにする。
花芽は10〜11月頃につき越冬して翌年開花するので、切り詰めは避け、
枝抜き剪定を主とする。
花 言 葉 努力・優雅・品位
アカシア
常緑広葉樹・高木 日あたりを好む マメ科
熱帯・亜熱帯原産。種類は約600〜1200種もある。
この花は友情を表すとされヨーロッパの人々にはこよなく愛されている。
日本で見られる主なものは、フサアカシア、ギンヨウアカシア、モリシマアカシア、ミモザアカシア等
早春の黄色の花は見事である。
開 花 時 2〜3月
結 実 期 10月
植える時期 4月・6月
植える場所 日あたりが良く、水はけの良い所を好む。
管理のポイント 生長が良く風で枝が折れやすい。剪定をして樹形を整える。
イセリアカイガラムシがつきやすい。
花 言 葉 真実の愛、秘愛
「故人をしのぶには」
そろそろお盆です。亡くなったご先祖さま達が戻ってくるこの時期。
故人を偲び、好きだった花を植えてみてはいかがでしょうか。
また、命日などに植樹して亡き人へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
代表される樹木
カエデ ハ ギ サザンカ ジンチョウゲ キンモクセイ
カエデ
落葉広葉樹・小高木〜高木・中庸樹 カエデ科
芽出し、紅葉など四季を通して美しい。
福島県以南の山野に自生している他にも古くから栽培され、日本庭園、社寺、個人宅にもよく植えられる日本を代表する樹木でもある。
日本のカエデ(楓)として代表されるのがイロハモミジ。変種も多い。
開 花 時 4〜5月
結 実 時 9〜10月 翅果で落ち方に特徴がある。
植える時期 2月・10〜12月
植える場所 種類によって水はけも日あたり具合も異なる。
例:イロハモミジは水はけの良い場所を好み、ハウチワカエデは湿気のある場所を好む等
管理のポイント アブラムシ・カミキリムシがよくつく。
剪定は春先が良い。
花 言 葉 非凡な才能・遠慮
ハギ
落葉広葉樹・低木・陽樹 マメ科
秋の七草のひとつ。種類にもよるが日本のほぼ全域に分布している。
古くから、日本人には親しまれていて「万葉集」で最もよく詠まれている。
ハギはマメ科植物特有の根粒菌との共生のお蔭で、痩せた土地でも良く育つ特性がある。
また、緑化資材として古くから活用されている。
静けさを漂わせる樹形、赤紫や白の清楚な花が故人を偲ぶにふさわしい。
開 花 時 6〜9月
結 実 期 10月
植える時期 11〜12月・2〜3月
植える場所
日あたりが良く、水はけの良い所を好む。
管理のポイント
2月に地際から10cm程度を残して剪定する。
花 言 葉 思案・想い・内気・物思い
サザンカ
常緑広葉樹・小高木・中庸樹 ツバキ科
秋の終わりから冬にかけての寒い時期に花を咲かせ、日影にも耐えるので生垣によく利用される。
童謡「たきび」の歌詞にも登場する事でもよく知られる。
日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島等に分布、国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布する。
ツバキ科の植物は熱帯〜亜熱帯に自生。園芸品種が多い。
開 花 時 10〜12月
結 実 期 翌9〜10月
植える時期 3〜4月・6月
植える場所
日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。
管理のポイント
チャドクガ、カイガラムシ、もち病等の病虫害がある。
特にチャドクガは触るとかぶれて痛痒くなるので要注意。
花 言 葉 謙譲・ひたむきな愛
「創立記念日には」
永世変わらず続き、繁栄する事を願う特別の日。
その日に益々の繁栄を願い、毎年すくすくと育つ木と一緒に、会社の繁栄を祝いたいものです。
代表される樹木
ユズリハ ス ギ イチョウ サクラ ヒノキ
ユズリハ
落葉広葉樹・高木・中庸樹 ユズリハ科
ユズリハの名は、春に枝先から若葉が出た後、前年の葉がそれに譲るように落葉する事から、
親が子を育て、家が代々続いていくように見立てて縁起物とされる。
庭木や正月飾りにも使われる。永世変わらず続く事を願うにふさわしい木。
開 花 時 4〜5月
結 実 時 10〜12月
植える時期 4月・6月・9月
植える場所 湿り気があり、半日影になるような場所を好む。
管理のポイント 雌雄異株 萌芽力が乏しいので剪定は注意して行う。
花 言 葉 若返り
イチョウ
落葉樹・高木・陽樹 マメ科
古代の生き残りの植物。原始的な平行脈を持ち、二又分枝する。
葉は特徴のある扇形で中央が切れ込み、東京都のシンボルマークになっている。
雌雄異株であるため、実は雌株にのみになる。葉に実がつくオハツキイチョウがある。
開 花 時 4月
結 実 時 10月
植える時期 11〜12月・2〜3月
植える場所
土地は選ばない。
管理のポイント
雌雄異株
生長早く、狭い場所には向かない。病虫害はなく強剪定に耐え、萌芽力もある。
耐火力に勝れ火防(ひふせ)の木とも言われる。
生命力があり樹齢数百年のものも多く、天然記念物に指定されている木も多い。
広い場所に良い樹木である。
花 言 葉 しとやか・鎮魂・長寿
サクラ
落葉広葉樹・高木・陽樹 バラ科
日本を代表する花。
わが国では新年度が4月から始まる事から、その大切な節目を飾るにサクラの意味合いは深い。
果実を食用にするほか、花や葉の塩漬けも食品などに利用される。
日本では平安時代の国風文化の影響以降、桜は花の代名詞のようになり、春の花の中でも特別な位置を占めるようになった。また、ソメイヨシノは桜前線の指標木でもある。
開 花 時 3〜5月
結 実 期 6〜7月
植える時期 11〜12月・2〜3月
植える場所
日あたりが良く、肥料分のある黒土等を好む。水はけの良い所を好む。
管理のポイント
剪定は自然樹形を崩さないように行う。
アブラムシ・アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、コスカシバなど
病虫害は多い。
イセリアカイガラムシがつきやすい。
花 言 葉 精神の美しさ純潔・神秘な心